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会社員が確定申告をする方法は、大きく分けて「スマホでe-Tax」「パソコンでe-Tax」「書面を郵送・持参」「確定申告会場で相談」の4つです。税額の計算方法が変わるわけではなく、違うのは入力のしやすさ、本人確認、提出記録の残し方です。
先に結論:マイナンバーカードと対応スマホがあり、入力項目が多すぎなければスマホe-Taxが最短です。資料を見比べながら入力したい方はパソコンe-Tax、デジタル環境が整わない方は書面を選べます。
この記事は一般的な所得税の申告方法を整理したものです。作成できる申告・端末・必要書類は年分や申告内容で変わるため、実際の手続き前に当年分の国税庁「確定申告書等作成コーナー」を確認してください。情報確認日:2026年8月11日。
スマホ・パソコン・書面・会場を比較
| 方法 | 向いている人 | 主な準備 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| スマホe-Tax | 自宅で早く終えたい、入力項目が見渡せる範囲の人 | 対応スマホ、マイナンバーカード、マイナポータルアプリ、暗証番号 | 小さな画面で多数の資料を見比べると入力しづらいことがある |
| パソコンe-Tax | 源泉徴収票や明細を並べ、広い画面で入力したい人 | パソコン、マイナンバーカード、対応スマホまたはカードリーダー | スマホ認証・マイナポータル連携の有無で開始手順が変わる |
| 書面を郵送 | 電子認証を使えない、紙の控えを自分で管理できる人 | 印刷環境、添付書類、封筒、郵便または信書便 | 2025年1月から控えへの収受日付印は行われない。提出日の記録を自分で残す |
| 税務署・会場 | 制度の判断や入力で相談が必要な人 | 源泉徴収票、控除書類、本人確認資料など | 時期・会場により整理券や事前発行が必要。待ち時間も見込む |
迷ったらこの4問で選ぶ
対応スマホとマイナンバーカードがある?
国税庁は、スマホでe-Tax送信する場合にマイナンバーカード読取対応スマホを必要としています。手元の端末が対応していれば、自宅で作成から送信まで進められます。
入力資料を何枚も見比べる?
複数の源泉徴収票、医療費、寄附、証券資料などを同時に確認するなら、画面が広いパソコンの方が見落としを減らしやすくなります。
電子認証の準備ができない?
作成コーナーは書面提出用の申告書も作成できます。計算は画面上で行い、完成したPDFを印刷して郵送・持参する方法です。
入力より前に制度判断で迷う?
特殊な所得、損失、過年度の訂正などで一般案内だけでは判断しにくい場合は、国税庁の相談窓口や税理士への相談を検討します。
スマホe-Taxが向いているケース
スマホ申告は、会社員が源泉徴収票や控除書類を確認しながら自宅で申告を完了したいときに使いやすい方法です。国税庁の作成コーナーは、画面の案内に沿って収入や控除を入力し、税額を自動計算して送信できます。
必要なもの
- マイナンバーカード読取対応のスマートフォン
- マイナンバーカード
- マイナポータルアプリ
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
- 署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16文字)
- 源泉徴収票、医療費、寄附、各種控除など申告内容に応じた資料
暗証番号が分からない、電子証明書の有効期限が切れている場合は、申告直前ではなく早めに確認してください。読み取り対応端末かどうかも国税庁から案内されている確認先で調べられます。
パソコンe-Taxが向いているケース
パソコンは、入力画面と資料を並べやすく、数字を何度も確認したい方に向いています。パソコンでマイナンバーカードを認証する際は、対応スマホをカードリーダーの代わりに使う方法と、ICカードリーダライタを使う方法があります。
開始時に「スマホ認証を使うか」「マイナポータル連携を使うか」などで操作ルートが分かれるため、国税庁の当年版ガイドで自分の方法を選びます。入力後は送信前の確認画面でPDFを保存し、送信後は受信通知を保管します。
書面提出を選ぶときの注意点
電子送信が難しい場合でも、確定申告書等作成コーナーで計算してから書面を印刷できます。手書きより計算間違いを避けやすく、途中保存も可能です。
- 作成コーナーで「書面で提出」を選ぶ
- 申告内容を入力し、PDFを保存・印刷する
- 申告内容に応じた添付書類を確認する
- 所轄税務署または指定の業務センターへ郵送・持参する
- 提出日、送付先、申告書PDF、郵便の記録を保管する
申告書は信書に当たるため、郵送する場合は第一種郵便物または信書便を使います。郵便・信書便では通信日付印の日が提出日とみなされます。ゆうパック、ゆうメール、ゆうパケットでは送れません。
控えの扱いが変わっています。国税庁は2025年1月から、書面で提出した申告書等の控えに収受日付印を押していません。提出用だけを送り、自分でPDF・提出年月日・送付記録を保管します。
税務署・確定申告会場へ行くべきケース
「どの欄に入力するか」ではなく、「そもそもどの所得・控除として扱うか」で判断できないときは、相談窓口を使う価値があります。たとえば複数年にまたがる損失、過去申告の訂正、国外所得、複雑な譲渡などは、一般的な会社員向け手順だけで処理しない方が安全です。
確定申告会場の場所、開設期間、入場整理券は年ごと・会場ごとに変わります。申告時期が近づいたら、国税庁の当年分「確定申告会場」案内を確認してください。単に書類を提出するだけなら、郵送やe-Taxで来場を避けられます。
送信・提出後に必ず残すもの
- e-Tax:即時通知、受信通知、申告書PDF、保存データ
- 書面郵送:申告書PDF、添付書類の控え、提出日、送付先、郵便・信書便の記録
- 持参:申告書の控え、提出日、持参先を自分で記録
- 共通:入力省略の対象になった証明書も、税務署から提示・提出を求められる場合に備えて保管
e-Taxでは送信直後の即時通知やメッセージボックスの受信通知で、正常に受け付けられたか確認できます。「送信ボタンを押した」だけで終わらせず、受付番号・受付日時まで確認します。
よくある疑問
スマホとパソコンで税額は変わる?
同じ年分・同じ申告内容を正しく入力すれば、端末によって税額の計算方法が変わるわけではありません。端末は入力・確認のしやすさで選びます。
スマホで途中まで、パソコンで続けられる?
作成コーナーには申告書データの保存・再開機能がありますが、端末や年分によって操作方法が異なります。中断するときは、画面案内に沿って保存データを確実に残し、当年版FAQを確認してください。
e-Taxなら添付書類は全部不要?
いいえ。一定の書類は記載内容を入力して提出・提示を省略できますが、別途送付が必要な書類もあります。送信票の「別途提出」欄と、申告内容ごとの添付書類案内を確認してください。省略した書類も、原則として法定申告期限から5年間、提示・提出を求められる可能性があります。
次に進む
方法を決める前に、そもそも申告が必要か、どの控除・収入を申告するかを整理すると迷いません。
公式情報
- 国税庁「e-Taxの利用方法」
- e-Tax「パソコンで確定申告書を作成したい」
- 国税庁「確定申告書等の作成」
- 国税庁「申告書の提出」
- 国税庁「No.2036 確定申告書の税務署への送付」
- 国税庁「申告書に添付・提示する書類」
情報確認日:2026年8月11日。制度・画面・会場情報は変更される場合があります。