制度情報は対象年度・公式窓口の最新案内もあわせてご確認ください。

高年齢求職者給付金はいくら?65歳以上の一時金計算ツール

TOOL & GUIDE

65歳以上で雇用保険に加入して働いていた人が離職すると、通常の基本手当ではなく、高年齢求職者給付金を一時金として受け取れる場合があります。金額は離職前6か月の賃金と加入期間で決まり、加入期間が1年未満なら30日分、1年以上なら50日分です。

先に結論:高年齢求職者給付金は月ごとに続けて受け取る失業手当ではなく、基本手当日額の30日分または50日分を一度に受け取る制度です。2026年8月改定後の日額は、一般的な高年齢受給資格者なら原則2,562円〜7,450円です。

したがって単純な範囲は、30日分なら約7万6,860円〜22万3,500円、50日分なら約12万8,100円〜37万2,500円です。実際の認定額はハローワークが決定します。

情報確認日:2026年11月6日/2026年8月1日改定対応
この計算は一般的な高年齢被保険者向けの概算です。離職票に記載される賃金、被保険者期間、離職理由、認定日までの日数などにより実額は変わります。マルチ高年齢被保険者は日額の下限など扱いが異なるため、管轄ハローワークで確認してください。

高年齢求職者給付金 計算ツール

すぐ計算したい人は「かんたん入力」、給与を月ごとに入れたい人は「6か月入力」を選べます。入力内容は保存・送信されず、この端末内だけで計算します。


円

賞与は原則含めず、毎月決まって支払われた賃金を合計します。

離職前6か月の賃金

雇用保険の算定基礎期間
高年齢求職者給付金の概算

賃金日額
基本手当日額
給付日数
30日分

50日分

高年齢求職者給付金を受け取れる条件

離職時に65歳以上

65歳以上の高年齢被保険者が対象です。65歳未満で離職した人は、通常の基本手当の対象となる可能性があります。

離職前1年に6か月以上

原則として、離職前1年間に雇用保険の被保険者期間が通算6か月以上必要です。

働く意思・能力がある

求職申込みをし、すぐ働ける状態なのに仕事に就けない「失業」の状態であることが必要です。

退職後にしばらく休養する予定で、すぐ働く意思がない場合は、その時点では失業の状態に該当しません。また、高年齢求職者給付金は通常の基本手当と異なり、受給期限の延長ができません。

計算方法:30日分と50日分の違い

算定基礎期間 給付日数 日額5,000円の例 日額上限7,450円の例
6か月以上1年未満 30日分 15万円 22万3,500円
1年以上 50日分 25万円 37万2,500円
6か月未満 原則対象外 — —

まず離職前6か月に支払われた賃金の合計を180で割り、賃金日額を出します。次に2026年8月1日からの給付率を当てはめて基本手当日額を求め、30日または50日を掛けます。賃金が低いほど給付率は高くなり、一般的な高年齢受給資格者の日額には下限と上限があります。

「勤続年数」ではなく雇用保険の算定基礎期間です。
転職や離職期間がある場合、単純な会社の在籍年数と一致しないことがあります。最終判断は離職票とハローワークの記録で行われます。

申請から振込までの流れ

  1. 会社から離職票を受け取る
    離職票が届かない場合は、会社への確認やハローワークでの相談を早めに進めます。
  2. 住所地を管轄するハローワークで求職申込み
    離職票を提出し、高年齢受給資格の決定を受けます。
  3. 7日間の待期を終える
    求職申込み後、失業状態の日が通算7日経過するまで支給されません。
  4. 給付制限と認定日を確認
    自己都合退職では、待期後に原則1か月、条件により3か月の給付制限があります。
  5. 1回の失業認定を受ける
    指定日に求職活動や就労状況を申告し、認定後は通常おおむね5営業日で本人名義口座へ振り込まれます。

申請期限は離職日の翌日から1年

受給期限は離職日の翌日から1年です。ただし、1年以内に窓口へ行けば必ず30日分・50日分を満額受け取れるという意味ではありません。認定日から受給期限までの日数が給付日数に足りないと、期限を過ぎる分は受け取れません。

高年齢求職者給付金は受給期限を延長できないため、「まだ1年ある」と待たず、離職票が届いたら早めに手続きするのが安全です。

65歳未満の失業手当との違い

比較 高年齢求職者給付金 通常の基本手当
主な対象 離職時65歳以上 離職時65歳未満
受け取り方 30日分または50日分を一時金 認定ごとに支給
必要な加入期間 原則、離職前1年に6か月以上 原則、離職前2年に12か月以上
失業認定 原則1回 原則4週間ごと
受給期間延長 不可 一定の場合に可

よくある質問

年金を受け取っていても申請できますか?

高年齢求職者給付金は、65歳以上の老齢年金と同時に受け取れるのが一般的です。ただし、個別の年金・雇用保険の状況は年金事務所とハローワークで確認してください。

退職金や賞与も6か月の賃金に含めますか?

臨時に支払われる賃金や3か月を超える期間ごとに支払われる賃金は、原則として賃金日額の算定に含まれません。ツールには毎月決まって支払われた賃金を入力してください。

パートでも対象ですか?

雇用形態の名称ではなく、雇用保険の高年齢被保険者であり、加入期間などの条件を満たすかで判断されます。離職票と雇用保険被保険者証を確認してください。

計算結果がそのまま振り込まれますか?

いいえ。ツールは2026年8月改定の一般式による概算です。賃金の扱い、被保険者期間、認定日から受給期限までの日数などをハローワークが確認して支給額を決定します。

公式情報

制度コンパスは厚生労働省・ハローワーク等の公式サイトではありません。この記事と計算ツールは制度の一般的な理解を助けるもので、個別の受給資格や支給額を保証しません。正式な決定は住所地を管轄するハローワークで確認してください。

上部へスクロール